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<企画>北京と張家口市 2022年冬季五輪開催地に立候補

 2014年ソチ冬季五輪の開幕が近づく中、2022年冬季五輪の招致業務も進んでいる。中国オリンピック委員会(COC)が5日に明らかにしたところによると、北京市と河北省張家口市はすでにCOCに対し、2022年冬季五輪招致の申請を提出した。COCは「非常に喜ばしいこと。北京市と張家口市は冬季五輪開催の自然条件およびインフラを十分に有している」との見方を示している。2022年冬季五輪の招致により、中国のオリンピックスポーツ発展がより一層促され、中国の総合的実力が示され、中国の国際的影響力が高まるほか、北京・河北省の経済社会の調和の取れた発展がより推進されると見られる。

【招致の強み】

北京市:インフラが完備、スピードスケート競技場の建設だけでOK


北京の秋景色

 北京市が冬季五輪を招致する上で最大の強みとなるのは、2008年夏季五輪の競技場の再利用ができること、そして都市のインフラが完備されていることだ。冬季五輪の規模は夏季五輪よりも小さく、選手やコーチ、関係者、メディアなどを合わせても約1万人と、夏季五輪の選手総数とほぼ同じとなっている。>>>詳細へ

張家口市:自然環境、スキー場のレーン、関連施設などの5大メリット

張家口塞北スキー場

 張家口市の侯亮市長はこのほど、同市は北京市と共に冬季五輪を開催する十分な能力を有しているとし、同市の冬季五輪招致における5大メリットを次のように示した。>>>詳細へ

【招致の弱み】

同じ大陸内で2回連続開催は不可能&北京の大気汚染

 2022年冬季五輪の招致申請は11月14日で締め切られる。すでにカザフスタンのアルマトイが今年8月に立候補を表明しているほか、ノルウェーのオスロ、ポーランドのクラクフ、ウクライナのリヴィウ、スウェーデンのエステルスンド、ドイツのミュンヘンも申請の意向を示している。>>>詳細へ

【招致に伴う影響】

生態環境の保護や観光業にとって有利

 北京の都市機能の拡散と張家口との協力に向け、より良い条件が整えられる。張家口は生態保全地域であり、観光資源も豊富だ。両都市の協力により経済発展も促されるだろう。冬季五輪の招致に成功すれば、張家口の雇用・経済発展にも間違いなくプラスの影響がある」との見方を示す。>>>詳細へ

【他の立候補都市】
 ドイツのオリンピック委員会もミュンヘンを立候補地にすることに同意し、今月10日に行われる住民投票で賛同が得られれば正式に立候補する。申請締切日はその4日後だ。このほか、ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエヴォやフランスのニース、ノルウェーのオスロ、チリのサンティアゴ、さらにウクライナ、スウェーデン、ルーマニア、ポーランドとスロバキア共和国(共催)なども招致に参加するとみられている。>>>詳細へ

【中国選手団のこれまでの成績】

2010年バンクーバーオリンピック(カナダ)
 中国は2010年、中国オリンピック委員会の名前でバンクーバーオリンピックに参加。91人の選手を含む、過去最高となる182人の選手団を派遣した。また、参加した競技や種目も過去最高となった。同オリンピックで中国は、金メダル5枚、銀メダル2枚、銅メダル4枚の計11枚のメダルを獲得した。>>>詳細へ

2006年トリノオリンピック(イタリア)
 同オリンピックで中国代表団は、金メダル2枚、銀メダル4枚、銅メダル5枚を獲得した。同大会では、ショートトラック、フリースタイルスキー、スピードスケート、フィギュアスケートの4競技でメダルを獲得し、メダル獲得競技が増加した。 >>>詳細へ

2002年ソルトレイクシティオリンピック(米国)
 同大会で、楊楊選手が女子ショートトラック500メートルと1000メートルで金メダルを獲得。中国はさらに、銀メダル2枚と銅メダル4枚も獲得した。>>>詳細へ

1998年長野オリンピック
 同大会で、中国選手団はスケート、アイスホッケー、スキー、バイアスロンの4競技40種目に参加。男女合わせて6種目でメダルを獲得した。うち、女子ショートトラックスピードスケートでは4人の選手が銀メダルを獲得。>>>詳細へ

1994年リレハンメルオリンピック(ノルウェー)
 同大会に中国は選手27人(うち19人が女性選手)を送り出し、スピードスケートやショートトラック、フィギュアスケート、バイアスロン、フリースタイルスキーなどの競技に参加した。>>>詳細へ

1992年アルベールビルオリンピック(フランス)
 同大会に、中国は男女35人の選手を送り出し、34種目に参加した。また、チャイニーズタイペイオリンピック委員会も選手8人を送り出し、5種目に参加した。>>>詳細へ

1988年カルガリーオリンピック(カナダ)
 同大会に、中国は選手13人を、チャイニーズタイペイは選手14人をそれぞれ送り出した。うち、中国の李◆(=おうへんに炎)選手はショートトラックスピードスケート1000メートルで1分39秒の世界記録を叩き出し金メダルを獲得したほか、1500メートルでも2分34秒85の世界記録を出して銅メダルを獲得。>>>詳細へ

1984年サラエボオリンピック(ユーゴスラビア。今のボスニア・ヘルツェゴビナ)
 同大会で、中国は69人からなる代表団を結成し、選手37人(男子21人、女子16人)の選手を送り出して、スピードスケートやフィギュアスケート、アルペンスキー、クロスカントリースキー、バイアスロンなどの5競技26種目に参加した。>>>詳細へ

1980年レークプラシッドオリンピック(米国)
 同大会に、中国は選手28人(男子16人、女子12人)を送り出して、スピードスケートやフィギュアスケート、アルペンスキー、クロスカントリースキー、バイアスロンなど5競技18種目に参加した。中国が冬季オリンピックに選手を派遣するのはこれが初めてだった。>>>詳細へ

 「人民網日本語版」2013年11月6日

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